オリゴ核酸設備
Oligonucleotide Facility
JPP-Ⅲの拡張工事を行い(2024年8月完成)、オリゴ核酸製造エリアおよび製造設備を導入しました。
工場の特長
Features
- JPP-Ⅲ Gエリアの2~5階の一角に、オリゴ核酸製造エリアを設置(2024年8月完成)。
- 固相合成装置は10-100mmolスケールの製造能力があるものを導入。
- ラボに導入したスケールダウン機器から、シームレスな生産ができるよう、オリゴ核酸製造エリアには、固相合成装置、切り出し用の反応缶、クロマト精製装置、膜濃縮または蒸発濃縮、凍結乾燥の一連の設備を備えている。
- クロマト精製装置は、2本のカラムを用いる連続精製機能を有しており、非常に高い精製効率が期待できるものを導入。
- GMP製造にも対応しており、クロマト精製~凍結乾燥、包装操作は、清浄度クラス10万相当のクリーンルーム内で行う事が可能。
- 各機器の生産能力は年間10kgのオリゴ核酸製造に対応できる能力を有しているものを導入している。
固相合成装置+各溶液調製缶
クロマト精製装置+可動栓カラム
ロータリーエバポレーター
膜分離装置
凍結乾燥機
設備・機器
Facilities / Equipment
機器の種類 | 仕様 | 個数 |
---|---|---|
固相合成装置 | 10-100mmol(OligoPpilotTM) | 1基 |
反応缶(切り出し) | 50L、SUS、第一種圧力容器 | 1基 |
クロマト精製装置 | 連続精製、低圧/高圧精製、逆相/イオン交換精製対応 | 1基 |
クロマト精製装置用可動柱カラム | 逆相精製用:SUS、φ200㎜、カラム容量:~約21.9L | 2基 |
イオン交換精製用:ガラス、φ200㎜、カラム容量約3.1~14.1L | 2基 | |
膜分離装置 | 膜面積:0.5~4.6㎡、容量100L、SUS、流量:〜12L/min | 1基 |
ロータリーエバポレーター | 50L、ガラス | 1基 |
凍結乾燥機 | 水分処理量:40kg/バッチ、有効棚面積:2.0㎡、SUS | 1基 |
クリーンルーム(分離精製室) | 清浄度クラス10万相当 | 1室 |
クリーンルーム(凍結乾燥室) | 清浄度クラス10万相当 | 1室 |
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