キャリア採用

mid-career recruitment

2017年入社研究開発部CMC開発グループ 課長代理

なぜ十全化学を選んだのか

私は以前、化学系メーカーで勤務しており、製造製品は機能性材料に近いものでした。 前職にて生産技術職として働いているうちに、高機能材料よりも更に直接的に「人々の喜びに寄与する製品を作りたい」と思う気持ちが強くなり、医薬品製造業に興味を持ちました。
その中でも、新工場の立ち上げや積極的な技術導入など、活発でチャレンジングな活動を続ける十全化学の社風に強く興味を持ち、自らのこれまでの経験を活かして、新たな挑戦に参画したいという思いで十全化学を選びました。

仕事内容について

私は現在、新規核酸モノマーの工業的製造法構築プロジェクトのリーダーを務めております。
このプロジェクトでは、工業的スケールで製品を市場に送り出すことができる処方を、ゼロベースから構築することが求められています。
十全化学のコア技術として積み上げてきた低分子医薬品のスケールアップ合成技術を基盤として、核酸独自の物性や品質要求を考慮しながら、一つ一つの課題を解決していきます。
定められた期限の中で、様々な選択肢の中から最善の一手を選び、プロジェクトメンバーが一丸となって新たな価値を創出していくことは、まさに研究開発職の醍醐味であり、チャレンジングな仕事です。

仕事のやりがいについて

私の所属部署は生産計画全般に関わるため、検討対象は多岐にわたります。全社的に納得する形となるまで検討を突き詰めるのは苦労も伴いますが、自分の提案が設計に反映され、製品製造の実現に向けてプロジェクトが進んでいるときに大きな達成感を覚えます。
予定されたスケジュールで検討を完了するために、「何の目的で、何を、いつまでに、どの部署と」決定すべきかを意識しています。内容を整理し、状況を明確に他部門と共有することで、スムーズに検討を進めることができます。
また、検討対象に関して自分自身でも多角的な視点を持てるよう、得意分野を活かしながら、積極的に他分野の知識習得に取り組んでいます。

職場の雰囲気について

業務目標達成のためには、部門内・部門間・経営層といった階層ごとの情報共有が欠かせません。
十全化学は社員の各階層内・階層間の距離が近く、非常に相談しやすい環境だと感じます。部署内では雑談・相談を含む活発なコミュニケーションが行われており、デスク上から会議室まで大小さまざまな規模でディスカッションが行われています。部門間では、十全としての全体最適を目指すという考えが社員の根底にあり、目標達成のためにお互いに建設的かつ精力的に対応しています。
また、担当者が経営層に直接報告する場もあり、会社全体として情報共有や意思決定が非常に速いことが特徴だと感じています。

将来チャレンジしたいことは?

医薬品を取り巻く環境の変化に応えるべく、新規技術の導入に挑戦したいと考えています。 昨今の情報通信技術の発展はすさまじく、製造業においてもAI・IoTの活用が求められています。
例えば、熟練作業員の暗黙知をAIに転写して形式知化し、一般化する技術があります。また、医薬品製造に新たな概念・手法を導入し、生産性向上を狙う潮流も大きくなっています。
これらを医薬品製造に適用させるには多くの課題がありますが、プロジェクトリーダーとしてこれらの課題を解決し、十全化学が提供する企業価値をさらに向上させたいと考えています。

入社を検討されている方へのメッセージ

十全化学には私を含めて転職で入社した社員も多く、様々な知識背景を有する社員が協働してプロジェクトに取り組んでいます。部署間の距離が近いため、チーム全員でプロジェクトを進めている様子を肌で感じることができ、大きな充実感を覚えます。また、社員同士の情報交流も活発で、会話や議論を通して新しい学びの契機を見つけることも多く、自己研鑽の視点からも良い刺激となっています。新しい風を十全化学に吹き込み、自他ともに高め合いながら、一緒にプロジェクトの達成を目指してみませんか。

ある一日のスケジュール例

8:00-8:30出社

メールチェック、各チームのToDoリスト確認など、始業前に準備を進めます。

8:30-9:30朝ミーティング

担当プロジェクトごとにメンバーで集まり、前日の実験結果やプロジェクトの進捗状況などについてディスカッションし、当日の業務内容を確認します。

9:30-11:00実験の様子を確認

各メンバーの実験を実際に見せてもらい、その場でディスカッションを行いました。ドラフトのガラスフードを白板代わりに用い、あれこれ意見が飛び交う様子は、合成実験室ならではの風景です。

11:00-12:00担当プロジェクトの社内定例会

担当プロジェクトについて、進捗を社内定例会で報告しました。関連部署の担当者からも、鋭い指摘をいただける大変良い機会です。今後の検討方針について、活発な議論が行われました。

12:00~13:00昼食

社内食堂で仕出しのお弁当をいただき、午後の業務に向けて英気を養います。

13:00-15:00クライアントとの技術会議

クライアントとの技術会議を行いました。私たちの検討結果を報告し、課題提起と打ち手の提案など、活発に議論しました。

15:00-17:30実験結果の解析・報告資料の作成

各メンバーの実験結果報告を受け、結果の解析や考察を行いました。結果を定期報告資料や検討報告書にまとめ、速やかにクライアントへ報告できるように心がけます。

17:30退社

仕事上がりに会社近くの環水公園でランニングし、心身ともにリフレッシュしました。水辺の風景を眺めながら、実験結果の振り返りや次の打ち手の考案など、頭を整理するための貴重な時間です。

PAGE TOP